【中小企業向け】長文ブログはネタを厳選。更新頻度よりテーマ重視で売上アップ・採用に直結させる!

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「検索にひっかかるために最低2000字は書きましょう!」
なんて、よく言われますよね。

私も同感ではありますが、簡単に言われても2000字って結構重い数字ではないでしょうか。頑張って2000字書くなら、書く本数は絞って負担を減らし、できるだけ読まれる記事を書きたいですね。

今回は、どんなテーマの記事が読まれやすく、その後の売上や採用につながるのかを紹介します。

読む側だって2000字は重い

パソコンの前で困る

文字数が多い方が検索上位に上がりやすいというのは事実です。
Googleが文字数の多いものを上位に出すと言っているわけではないようですが、閲覧者が読みやすく、知りたいことがちゃんと分かる記事となると、やはりある程度のボリュームになってくるからでしょう。

でも、google先生がそう判断していても、実は書く側だけじゃなく、読む側だって2000文字はなかなか重いですよね。普段X(旧twitter)ばかり眺めている我が家の高校生などは「140字以上は読みたくないし理解できない」なんて言っています。

ということは、2000字レベルの長文ブログは、書く側も読む側も覚悟がいるということです。

適当なネタでダラダラと引き延ばして2000字書いて、幸運に検索上位に上がったとしてもそこまで。それを読んで、実際に購入などの動きを取ってくれる人が何人いるでしょうか。
クリック→あ、長い→求めていない→さようなら~、そうなってしまうのが関の山です。

書く側は、どんな内容だったら長文でも読んでもらえるのか考えなくてはいけません。
あなたの事業の中で、世の中の人がじっくりと読みたいことは何でしょう。

私のこれまでの経験や考察から、長文ブログが望まれているテーマを5つ、挙げてみます。

[1] まず書くべきは社長挨拶文・代表メッセージ

社長挨拶

自社サイトの中にまずは1本だけ長文を置くなら、迷わずに社長挨拶文・代表メッセージを書いてください、と私なら言います。売上アップにも、良い人材の採用にも効いてくる、一番の近道だからです。

大きな買い物を考えていたり、将来その企業で働くことを考えていたりする人ほど、社長の想いが気になります。
中小企業は社長の想いが経営にも色濃く乗っかっていることが多いので、余計に重要。社長がどんな信念を持っている会社か、社会に対してどんな貢献をしたいと考えているのか、将来へのビジョンはどうか、そんなところの発信を欲しているのです。

「今回はブログの話で、社長挨拶ってブログ記事じゃなくてサイトの1ページとして書くのでは」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、そうした形で書くのも良いです。でも、サイト内のページとしては「会社概要」や「事業案内」の一部に挨拶文が配置されている場合などは、2000字も書くと長すぎてしまいます。そうした場合にブログの方で、長めバージョンの社長の挨拶文を掲載するのをお勧めします。

※サイト内に掲載する社長挨拶文・代表メッセージについての記事をこちらで書いています。ご参考にしてください。

【中小企業向け】社長挨拶文・代表メッセージって、何を書けばいいの? 構成・書き方について

「社長挨拶文」「代表メッセージ」を自分で書こうと思う時、何を書けばいいのか、どんな順に書くべきか、など悩みますよね。今回は、自分で書く場合、スムーズに制作しや…

また、数年前にサイトに掲載する社長挨拶文を書いたっきりで、写真も文章もそのままになっている、そこを変更するには作ってもらった制作会社に依頼しないと…という人も多いのでは。

そうした方は、ブログ記事の方で、周年ごとに感謝の言葉とともに社長挨拶文を書いていくのをお勧めします。
会社の創立記念日に合わせて、これまでを振り返り、今の想いをしたためる。毎年続ければ、きっとご自身にとっても事業を見直す良いタイミングになると思いますよ。

[2] 「大きな買い物なのに自分は素人」という関係性のもの

お金の疑問

次に、商品の価格が高額で一度買ったら長く使うようなものなのに、買う側はそれについて素人である、という関係性の事業は、長文ブログに向いています。その最たるものが「住居」です。

家やマンションの購入には、何千万円というお金がかかるのに、買う側にとってはたいてい生涯一度きりの買い物です。
大きな買い物で失敗したくないのに、分からないことだらけ。こんな時、人は情報収集を一生懸命にします。

長文ブログで書けることはたくさんありますが、一番お勧めしたいのはやはり、これまでの施工事例です。「お客様の声」という形で書いている工務店もあります。

写真をふんだんに載せながら、各写真の解説をするようにこだわりどころを入れ込んでいくと、読みやすい記事になります。こだわりどころが読んだ人の共感をよべば、俄然興味をもっていただけると思いますよ。

ほかにも、家づくりの手前にある土地探し、結婚式場、産院選び、介護施設など、人の一生の中で「素人だけど選択しないといけない大きな買い物」はいくつもあります。
そうした事業に携わっている方は、これまでの実績やノウハウなどを、ぜひ長文ブログで掲載していってください。

[3] 士業と長文ブログは相性良し

仕業

弁護士、司法書士、行政書士、税理士、社会保険労務士、弁理士…。こうした人たちを「士業(しぎょう/さむらいぎょう)」と呼びます。
ちなみに私も「中小企業診断士」です。士業の皆さんと長文ブログは相性が良いと思うので、どんどん書いていっていただきたい方たちです。

世の中で話題になっていて、皆が知りたいだろうことを、自身の事業の範囲とからめながら書いていくのをお勧めします。
最近でいえば、社労士さんだと扶養の範囲がどう変わるのかとか、税理士さんならインボイス制度についてとか。

ニュースをチェックするのも良いですし、ご自身のお客さんから出た素朴な疑問のなかに、多くの人に伝えるべきリアルなネタが隠れていることも。普段からお客さんとよく話をすることも、大切にしてください。

心掛けてほしいのは、読む人に合わせた文章を書くこと。士業の皆さんが普段書き慣れている書類のテイストでブログ記事を書いてしまうと、かなり固く、味気ない文章ができてしまうことが予測されます。

また、専門用語の多い世界でもあるので、自分では普通に通じると思っている言葉でも、周りの人は全然知らなかったということも。一度書いたら、周りの人に意味が分かるか読んでもらってから掲載するのが良いでしょう。

[4] 良い人材を採用したいなら長文ブログで想いを伝える

採用

中小企業さんとお仕事をしていると、よく聞くお悩みが「良い人材がなかなか採用できない」ということ。中小企業にとっては永遠のテーマと言えるかもしれません。
そんな多くの中小企業経営者の頭を悩ます「採用」こそ、長文ブログを書くことが、解決に近づく一歩になってくれますよ。

誰でも自分が働く先がどんなところかは、とても気になります。真剣に考えている人ほど、求人情報だけでは足りずにネット上で情報を探すでしょう。それは新卒でも中途でも同じこと。
社長挨拶文・代表メッセージ以外にも、働きたい!と思わせるような企業の魅力をブログで伝えていってください。

来てほしいと思う人をイメージして書くとより良いでしょう。
例えば、企画力のある人が来てほしければ、これまでの「自分が企画した商品が、こんな風に形になりました」というようなエピソードを。
素直に取り組み成長していける人が来てほしければ「こんな昇進のチャンスがあって、そこにはこんな喜びがあります」ということがきちんと見えるように。
社長からの一方的な話ではなくて、社員さんの声を載せると信憑性があって良いと思います。

採用については、コトバタントウ をご利用いただいている福祉系の事業者様で、実際に効果がありました。
代表の想いや普段の活動内容を書いた2000字程度のブログ記事を、2ヶ月に1本、私が取材&文章制作させていただいていたのですが…。

2本載せた頃に

3人、採用できました。ある方はホームページも隅々まで読んで来てくださっているので、私の想いに共感いただいたうえで来てもらえてありがたいです!

とお声をいただきました。

これまで、求人情報サイトなどではうまくいかなかったのに、しっかり書き込んだ長文ブログが功を奏したのでは?と事業者さんとお話しています。
特に、福祉系の分野で働きたい方は、自分の想いと合う事業所かどうかに重きを置いていらっしゃるのかな、という印象を私はもっています。

[5] つい読んでしまうのが人生劇場

テレビドラマ

ここまでは、真面目に2000字読んでもらえそうな内容について書いてきました。最後の5点目は少し毛色を変えて、2000字でも「つい」読んでしまうブログ記事を挙げておきます。それはずばり「人生劇場」(笑)。

不幸のオンパレードのような昼ドラ、皆さんお好きですか。ドラマチックな展開の韓流ドラマも人気ですよね。
「人の不幸は蜜の味」と言いますが、まぁ不幸に限らず、誰かの人生劇場を横から眺めるのは、楽であり、楽しいものです。なので「つい」読み始めて、「つい」最後まで読んでしまうんでしょうね。

この人間の習性を、ご自身の事業に活用して長文ブログを書くとしたら…。
内容ではなくテクニックの話になるのですが、「何かに困っている人を登場させて、その人と自分との対話形式で問題を解決してあげる記事をつくる」ことかなと思います。

例えばあなたが家を建てる工務店だとして、

Aさん「夫に、土地も買ってあるし、義両親と同居してほしいって言われているんですが…」

工務店「同居と言ってもいろんな形がありますからね。できるだけストレスのない同居を考えた家づくりを一緒に考えましょうか」

Aさん「それってどんな家になりますか」

工務店「それは…」

こんな感じです。対話形式だと読み進めていきやすいですし、自分の場合と比べて共感しやすくもなります。こうした形を取り入れてみるのも良いと思いますよ。
あなたの仕事につながるような人生劇場の脚本を、腕を振るって書いてみてくださいね。

以上、今回は売上や採用につながる、長文ブログの内容提案を5つ書いてきました。
ただ単に長いブログを書くことだけ考えていては、労量だけかかって効果なしです。本気で読みに来る人を、どんな内容で出迎えるか。相手のことを想いながら、自社の魅力やこだわりを伝えていけるよう、頑張ってくださいね。

【PR】自分で書くのがつらい時はご依頼ください

取材

さて、ここまでで4000字くらいです。読んだ側のあなたは、いかがでしたか。疲れませんでしたか?ためになりましたか?
(ここで「はい!」と言われていることを信じて…(笑))

私の文章は「さらっと読めて分かりやすい」と言っていただくことが多いです。
それはやはり書き慣れているから、それもこれまで「リポーターが話すための原稿作り」「読者が読むための原稿作り」を両方やってきた経験があるからだと思います。なので、ほどほどに柔らかく、読みやすいのではないかなと思っています。

もし、ご自身で書いてみてうまくいかず、こんな風に「さらっと読めて分かりやすい」文で作ってほしいな、ということがありましたら、いつでもご相談ください。
あなた自身や企業としての色を生かしながら、売上アップや採用につなげていけるブログ記事を制作します。月に1~2本ペースで掲載していくだけでも、ずいぶん変わってくると思いますよ。

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今回のPOINT

  • 2000字レベルの長文ブログは、読み手側もある程度の労力が要る
  • どんな内容なら、相手がじっくり読みたいかを考える
  • 社長挨拶文、工務店の施工事例、士業からのアドバイス記事、採用関連などは長文を書くのに適している

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