【中小企業向け】ブログの更新頻度を上げるための3つのポイント

スタッフブログの更新がすぐ止まる。どうしたら続くブログになるの?

「スタッフでブログを書いているけど、更新頻度がなかなか上がらない」そんなことにお困りの企業は多いのではないでしょうか。「ブログの更新がすぐ止まる」、その原因を考えるに、「ネタがない」「書く時間がない」「責任の所在が不明確」のどれかであることが多いのではないでしょうか。もちろんどれか1つだとは限らず、2つ、3つに渡っていることも。

今回は「すぐ止まる」ブログが「気持ちよく続く」ブログに変身するための、書き方や社内の役割分担についてまとめました。

「ネタがない」を解消するには

「ネタがない」を解消するには

どんな企業でも「ネタがない」ということは無いはずです。「ネタがない」のではなく、現時点では「ネタを見つけるのが下手」なのだということだと思います。なぜネタがうまく見つけられないのでしょうか。

そこには、このブログをどうやって始めたかが大きく関わってきます。
「その辺の企業が皆ブログをやっているから、うちもやっていこう。とりあえず書いていこう」なんて、適当な感じでスタッフに丸投げして始めてはいませんか? もしそうだとしたら、スタッフがブログを書けなくても当然です。

最低限、何の目的でブログを運営していくのかは、スタッフ全員が共通認識としてもてるよう、伝えましょう。それが分かれば、スタッフもネタが探せるようになります。

例えば「お客様との接点が少ない仕事だから、親しみを感じてもらえるように」ということなら、いろんなシーンでのスタッフの写真を出しながら、人間らしい部分が出るようなひとコマを書いていけると良いですよね。

また「商品の入れ替わりが多いから、新商品の魅力をブログで紹介していきたい」なら、新商品が出るたびに、その魅力や使い方などをスタッフ目線で書いていく。

こんな具合です。あとは目的に沿って、常に仕事場でのネタ探しを、各自が意識すること。ネタ探しを意識していると、一緒に働くスタッフや商品への関心も高まるので、ブログだけでなく生産性にも良い影響を及ぼしてくれるはずです。

「書く時間がない」を解消するには

「ブログを書く」という仕事を、経営者であるあなたや上司にあたる人物がきちんと仕事として認識し、業務時間内に書く時間を設けてあげるのが一番良いと思います。

終業時間間際に「ついで」に書いているようなスタッフブログは、たいてい長続きしません。これは少し考えれば分かることで、誰だってサービス残業的に残ってまで、じっくりとブログを書きたくはないですよね。更新頻度も落ちますし、たとえ更新したとしても、早く帰りたい気持ちで書いたブログの質が良くなるわけがありません。

それよりも、ブログ1本にかける時間を◎分以内と決めて、その時間はちゃんと確保してあげましょう。例えば、毎週〇曜日の朝礼後30分を「ブログタイム」と決めて、皆で時間を取って書く、などがお勧めです。ブログに取り組む時間は、決して無駄になりません。ネタ探しの意識が生産性アップにつながると前述したように、書くための時間も、スタッフの書く力、伝える力を上げてくれる時間になるのです。

「責任の所在が不明確」を解消するには

「責任の所在が不明」を解消するには

これも困りますね。人間は往々にして、お尻を叩いてくれる人がいなければサボりますし、責任者という意識がなければブログを成立させようという気も当然、薄くなります。まずはブログ運営の責任者を決めて、目標数字の設定やブログを書く人間の人選なども一緒にやりましょう。そして各スタッフに、小さく責任を切り分けて、でもきちんと割り振りましょう。

「とりあえず」が一番ダメ。「とりあえず誰でもいいし、とりあえずどんな話題でもいいし、とりあえず何文字でも良いから、書ける人が書ける時に書いていこうね!」と爽やかに呼びかけても、きっと2,3回しか続かないのでは。ぼんやりしすぎて、逆にやりづらいはずです。「月曜日は営業部、火曜日は商品企画部…、今月の話題は、1週目と2週目は冬にまつわる話題で…、文字は200字以上。写真も入れるとなお良し」。この程度は決まっている方が、書きやすいと思いますよ。

どこまでをそれぞれにやってもらい、どこからは責任者とかブログ担当がやる、とはじめに決めておくのも大切です。文章はテキストファイルやWordでそれぞれに書いてもらい(何なら最近はLINEで文だけ送るなどでもOK)、ホームページに反映させる入力画面を扱うのは限られた担当者のみ、という形が、一番やり易いのではと思います。

「みんな一緒!」でなくても良い

「みんな一緒!」でなくても良い

スタッフブログは、上手に運営していけば、スタッフのモチベーションアップや生産性向上にもつながる、優秀な道具です。ただ気をつけたいのが「ブログは皆で盛り上げていくべきだから」と、全員同じ負担のまま回し続けること。これだとおそらく、長続きしません。

スタート時は「全員一緒」で良いと思いますが、続けていくとブログを書くことが「好きな人」「好きではない人」、「得意な人」「苦手な人」が、見えてくると思います。そうしたら第2段階。「好きな人」「得意な人」は積極的に関われるように、「好きでない人」「苦手な人」には、「自社にとってブログ発信は大切だ」という気持ちをもちながらも、負担を軽くして関われるよう工夫してみましょう。

私たちは仕事をするうえで「平等感」を大事にします。でも「同じずつやる」という平等感は、結果的にはブログを続けて企業の魅力をコンスタントに発信することにはうまくつながりません。目指すべきは「負担感の平等」。ブログを書くのが好きでなかったり苦手だったりする人にも、好きな業務や得意なことはあるはずなので、そちらに力を入れてもらいましょう。

ただし!「ブログを読む」ことについては、全員に声掛けして心がけてもらうのが大切です。「今、自社がどんな取り組みをしているのか」「各スタッフがどんな人間か」などを読んで知ることは、スタッフにとっても愛社精神を育てたり、社内のコミュニケーションを円滑にしたりする力になってくれます。

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「長めのブログだけ外注」もアリ!
突然ですが、言葉工房トム代表の田代です。長くて書くのが大変な記事だけお任せもOK!

ところで御社のスタッフの皆さんは、どのくらいの長さの文章だったら気軽に書けそうでしょうか。ライターの私でも、1000字を超えてくると「気軽に」とは行きません。普段書いているSNSなどでも、さらっとかけるのは400字程度でしょうか(逆にそれより短いのも、何も伝えきれずに書きづらいですが…)。

スタッフブログを続けていくには、気持ちよく書いてもらうことが大切なので、長い文章は強要できません。一方で、googleなどの検索で出てくるように…とか、長くなるけれどしっかり伝えたいネタがある、といった時には2000字程度を目安に構成することも必要となってきます。

そこで、言葉工房トムでは「普段のブログ記事は自社制作+月1~2本の2000字記事を外注(言葉工房トムへ依頼)」というやり方をお勧めしています。スタッフ自身のモチベーションを上げる機能も果たしつつ、質の良い長文記事も蓄積していけるので、「社内だけで長文は無理!」ということでしたらご相談くださいね。

今回のPOINT

  • ブログを書く目的を意識すれば、ネタが探しやすくなる
  • ブログを書く時間は「ついでに」ではなく、しっかり確保する
  • ブログ運営の責任者を決め、「負担感の平等」を目指して振り分ける

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