【中小企業向け】Canvaで見つけた!ニュースレターを制作するために、使い勝手のいいテンプレート

ニュースレターを定期的に出している企業さん、素晴らしいです! お客様にファンになっていただくために、ニュースレターは大切なツールのひとつですよね。言葉工房トムでもニュースレター制作サポートをしているのですが、一番悩むのはスタート時、どんなフォーマットで行くかを考える時です。そんななか今回は、「このテンプレート、融通がきいてめっちゃ使い勝手がいいじゃん!」というテンプレートをCanvaで見つけましたので、皆さんにもご紹介します。ぜひ使ってみてくださいね。
見つけたテンプレートはこれだ!

もうずばり、最初から紹介しちゃいます。これです、これ。
「白 シンプル 特産品」と書いてあったので、「ニュースレター」というワードとともに探せば出てくるのではないでしょうか。
それではさっそく、このテンプレートの何が素晴らしいのか、書いていきますね。
スゴい①「重き」を置く記事を用意しなくていい
もともと、地域の特産品というテーマで、いろんな産品を写真とともに紹介するテンプレートです。
タイトル部分と発行者の枠を除くと全部で6枠、すべてが写真と見出し、80~280字程度の本文とデータ部分で構成されています。
本文の量に多少の違いはあれど、どれもじっくりと書けるほどのスペースではなく。サラッとした情報が6つ載っているという感じで、どこかの記事に重きが置かれているということもありません。
だからこそ、わりと気軽に書いていける! それが良さの1つ目です。
スゴい②誰でも普段から書いていける
2つ目は、このくらいのサイズ感の記事であれば、誰でも普段から気づいたときに書き込んでいけるということです。
ニュースレターを大切だと思っても、始められない・続けられない理由は何でしょう? 仕事のボリュームとして重くなってしまうのが大きな原因です。誰でも気軽に思い立った時に書き込めるなら、その負担がグッと減ります。
また、各枠が独立しているので、自分が書きたい量に合いそうなところに書き込んでいくことができます。上から書かないといけなくて、そこが決まらないと他のボリュームも決まらない……となると、結局全部のネタが用意できてからとなってしまいますが、この枠取りで毎回出す!と決めてあれば、それに合わせて書いていけるので、仕事もスムーズです。
スゴい③SNSなどに転用しやすい
そして3つ目は、この文字量に注目。ひとネタずつを、そのままSNSに使いやすいボリューム感です。1回ニュースレターを作れば、SNS用のネタが6つは用意できるわけです。
ニュースレターはA4サイズで印刷してお客様や近隣へ配布。一方でSNSでも発信すれば、どちらかから情報を取っていただければ、多くの人に伝わっていくわけです。仕事の効率としてもとても良いですよね。
逆の取り組み方も可能です。普段SNSで発信しているネタを、6つ選んでニュースレターに載せるということであれば、ニュースレター制作の負担感もずいぶん軽減されることでしょう。こんな風に活用できる、一石二鳥なテンプレートなんですよね♪
実際に作ったニュースレターと工夫点を紹介します

そして実際にお客様のところで、このテンプレートを使ってニュースレター第1号を作ってみました! いかがですか? 読みやすいと思いませんか? 使いやすいテンプレートとは言っても、いくつか工夫をしましたので紹介しますね。
工夫点①各枠の頭にカテゴリーをつけた
何について書いてあるのかがパッと見て分かるように、「日常の出来事」「イベント情報」「関わりのヒント」などのカテゴリーをつけました。どんなカテゴリーの内容でこのニュースレターを構成するかは事前に話し合いました。
ここもまた、このテンプレートの優れたところで、6つの枠に優劣が無いので、並べ方の自由度が高く、カテゴリーも必要に応じてこれからも自由に増やしていけます。
工夫点②写真やイラストのサイズ、文章量などをカスタマイズ
写真の有無や載せたい文章量に合わせて、見出し・本文・写真のサイズをそれぞれ少しずつカスタマイズしました。枠内での調整なので、デザイン性がどうだとかあまり考えすぎることなく、サクサクと進めていけます。
工夫点③タイトル枠を整理した
タイトル部分に何を入れるべきかを考え、タイトルとキャッチコピー的なもの、そしてこのニュースレターが何を伝えるものであるかというリード文、そして号数と発行時期を入れました。もともとこの枠には「地域の特産品特集」というタイトルのみが入っていましたが、これだけの大きさがあれば十分に入れることができました。
ライターと一緒に作る価値はどこに?
今回のテンプレートは、使い勝手のいいものとして紹介してきたので、当然スタッフの皆さんだけでも作っていきやすいです。最終的にはそこを目指すとして、ではライターである私はどこで役立てると感じたか。それはそのまま、もともとのテンプレートに対して加えた工夫として紹介した部分にあります。実際に制作時に行ったことを紹介します。
①クライアントさんと話をし、適するカテゴリーをいくつか用意した
ニュースレターを作る時に一番大切で軸になるのは、何を伝えるためのニュースレターなのかという点です。そこに沿ってクライアントさんから出てくる話を理解し、それならカテゴリーはこれとこれでどうでしょう?という提案をします。ニュースレターを扱っている経験値がクライアントさんより高いので、ちょうど良いカテゴリーを提案できます。
②話を聞き取りながら、適切に伝える文章制作と長さの調整をした
皆さんが自分で書いていくにしても、おそらくここが一番難所です。適する文字数が決まっている中で、どう短くするか・またはどう長くするか。特に当事者として書く場合、どれも大切な要素に見えてしまいがちで、長い文章を削る作業を難しく感じるでしょう。ここにライターが入ることで、伝えたい相手に届けるために、削れる部分を見つけたり、簡潔な言葉に置き換えたりが適切にできるわけです。
③タイトル枠に入れるべき要素を考え、整理した
基本、ニュースレターにするならタイトル枠は、今回の構成がオーソドックスです。その構成を提案するとともに、キャッチコピーとリード文を作成しました。何を伝えるニュースレターにしたいのかをしっかりと引出し、短い言葉にまとめるのにライターの力が発揮されます。
****
今回のニュースレターの制作は、話の聞き取りから提案、制作、完成まで、約6時間かかりました。言葉工房トムの定期訪問制作パック「コトバタントウ」のお客様なので、月3時間の訪問×2回で出来上がり、今後は季節に1度の発行を目指して、1回の訪問で作れるよう、ネタ探しと写真素材の準備までをしておいていただくという形になりました。これまでもずっとニュースレターを作りたいと思っていたものの、なかなか形にならなかったそうで、今回作ることができ、今後の制作にも目途が立って、喜んでいただけました♪
もちろん、今回のコラムを読んで、自分たちで作ってみよう!という皆さんにはぜひチャレンジして欲しいですし、ライターに加わってもらって定期発行していきたいという企業様は、ぜひご相談くださいね。月1回3時間の訪問で、ニュースレターに限らずその都度必要なものを制作する「コトバタントウ」、便利ですので良かったら考えてみてくださいね♪
今回のPOINT
- canvaで自社に合うテンプレートを見つけるとニュースレターを作りやすい
- 今回のテンプレートのような形だと、自分たちで作っていきやすい
- 必要なところをライターに頼みながら二人三脚で作るという手もあり
中小企業を言葉のチカラでサポート
言葉工房トムは、きちんと「伝わる」言葉で訴求力の高いPRツールを制作します。
販促・集客のPRの他、社内向け、メディア向けもお任せください。


