【中小企業向け】小さな組織のPR力アップに必要な、シンプルな3つのこと

組織のPR力アップに、まず必要なもの

2023年がスタートしました。今年も言葉工房トムをどうぞよろしくお願いします。

新しい年が明けると気持ちも新たになり、今年は何に力を入れようか、どんなことに取り組もうか、考える機会となりますよね。

売上・利益アップのために、PRのチカラは必須です。今年は「組織のPR力向上」にも力を入れてみませんか。
そのために、組織はまず何をしたら良いのでしょうか。一番初めに考えるべき基本のキをまとめてみました。

中小企業にはPR担当者がいない?

中小企業にはPR担当者がいない?

あなたの会社には、PRを担当する部署がありますか。一番それっぽいのは「広報部」でしょうか。営業部が担当していたり、総務部がやっていたり、というところもあるでしょう。

PRとひと言で言っても、やるべきことは多岐にわたります。
TwitterやInstagram、facebookなどで情報発信をしたり、イベントのチラシを作ったり、商品紹介のPOPを描いたり、メディアに向けてのプレスリリースを書いて送ったり…。

そしてそうやって表現するためには、自社のビジョンをちゃんと理解していなければならないし、世の中のトレンドも意識していたいし、自社の商品やサービスの内容をきちんと分かったうえで魅力を考えないといけないし…。

そう、PRの仕事は片手間にできるほど、簡単なものではありません。ですが大半の中小企業において、PRだけを一日中やっているような部署や担当者はいないのです。

「時間が無くて、PRがどうしても後回しになってしまう」というのは、中小企業の社長さんの口から、実によく耳にする言葉です。「売上を上げる、利益を上げる、そのためにPRは大切。分かっちゃいるけど手が回らない」、そんな存在になりがちなのがPRという仕事です。

とにかく1人、PR担当者を置く

とにかく1人、PR担当者を置く

今年、まずは1人、PR担当を置いてみませんか。他の仕事と兼任でも良いです。

「うちのPRについては、自分が中心となってやっていく」と本人が意識をもつことが、まず大切です。それとともに「PRの担当者がいる」ということで、周りも会社がPRにこれまで以上に力を入れていく意識があることを、感じてくれるでしょうし、PR関係の諸々が、担当者にきちんと集約されていくことになるでしょう。

PRのために時間と予算をちゃんと取る

PRのための時間と予算をちゃんと取る

担当者を置いたら、それとともにPRのための時間と予算をきちんと取りましょう。そこまでやってこそ、PR担当が名ばかりでなく、会社のために生きる存在となります。

〇時間…PR担当者が、PRのために考えたり、制作したりする時間を、他の業務に優先してとれる環境づくりをする。

〇予算…年間の予算計画の中に「PR」のための予算をきちんと入れておく。

納期までに製品を作ったり、アポイントを取ったお客様に会いに行ったりするのと違い、PRというのは「サボりやすい」仕事です。

できなかったとしても、プラスにはならないけれど、マイナスにもならない。やれば、より広く伝わったり、深く知っていただけたりしただろうけれど、やらなくても致命傷になることは少ない。だからこそ、「時間が無くて後回し」にされがちで「忙しかったので、できませんでした」で終わってしまいがちです。

また、PRにお金をかけたがらない企業でありがちなのが「自分でできる範囲だけでOK」としてしまうこと。できるだけ自分たちでやる、というのはとても大切なことです。でも「そこで終わり」が大前提になってしまうと、できることが本当に小さく限られてしまいます。

つまり、PRという仕事は、やらなければやらないで終わっていく、けれどその積み重ねが後でじわじわと効いてくる、そういうものなのです。だからこそ、他の仕事よりもさらに意図的に、取り組める時間と予算を用意しなければ、なかなか力は育ちません。

昨年まで「つい後回しだったな。あまり何もできていなかったな」という企業こそ、今年は「人」「時間」「お金」を、PRのためにきちんと用意してみてください。そこがスタートです。

全員が暮らしの中でPRをちょっとだけ意識する

全員が暮らしの中でPRをちょっとだけ意識する

PRの担当者を置き、時間とお金を用意したとしても、中小企業がPR力を上げていくのには限界があります。そこでもうひとつ重要になってくるのが、「PR担当者以外のスタッフの意識のもち方」です。

例えば、新聞や雑誌を読んだら、今のトレンドと自社との接点を考えてみたり、旬な言葉やデザインをメモに残してみたりする。
お店に入ったらポップやメニューに目を向けたり、電車に乗ったら車内の広告を見たり、人間観察をしてみたりする。

そうした意識をもっていると、PRにつながるアイデアが生まれやすくなります。このあたりは、わざわざ時間や予算を取る必要はありません。毎日の中でのちょっとした意識づけ。それを皆が心がけられるように、日々の気づきを社内共有できる仕組みがあると良いかもしれませんね。

【PR】外部に「コトバタントウ」を置くのも一案です

外部に「コトバタントウ」を置くのも一案です
突然ですが、右側が言葉工房トム代表の田代です

それでは2023年。
PR力をアップさせて、売上アップ、利益アップにつなげていきましょう!

でももし今回のコラムを読んで…
「社内でPR担当が育つまでに時間がかかりそう」
「PR担当の育て方が分からない」
「やっぱりどうしても社内でPRに充てる時間がとれそうにない」

と感じてしまった場合は、言葉工房トムの定期訪問サービス「コトバタントウ」がありますので、こちらも良かったらご検討ください。

・社内のPR担当の育成役として
・社外のPR担当として

どちらも全力で御社のPRを応援いたします♪

今回のPOINT

  • PRは、強く意識しないとサボってしまいがち
  • 「PR担当」をひとり置き、時間とお金を適切に注ぐ
  • 暮らしの中で全員がPRのヒントを探す習慣をつける

言葉工房トムは、きちんと「伝わる」言葉で訴求力の高いPRツールを制作します。
販促・集客のPRの他、社内向け、メディア向けもお任せください。

伝わらないを"伝わる"に変える VMBC型PR支援│中小企業診断士×ブランディングライター 言葉工房トム